底辺でも誇り高く生きる日記

貧乏・コミュ障・卑屈の三重苦主婦です

貧乏家庭のクリスマス

 

 

昨日のクリスマスイブは例に漏れず仕事だった。

 

貧乏暇なしに加え、販売業で繁忙期ということもあり、浮かれ気分のセレブ街の中で必死にケーキやら寿司やらチキンやらを売り捌いてきた。(デパ地下勤務)

 

ステイホームが叫ばれているこのご時世なので、今年は外食ではなく、ホームパーティをする人が多いことから、店の中は激混み。客あたりの単価も例年よりも高く、会計を捌くのが大変だった。

 

しかも、タイミング悪くレジが1台壊れたことに加え、そんな中でも、マイペースにゆっくりとお金を出して、ゆっくりとポイントカードを探して、ゆっくりとお財布をしまって、ゆっくりと商品をしまって、ゆっくりと帰って行く人が今日は異様に多く、久々に「最後尾」と書かれたプラカードが登場するほどの大行列になってしまった。

 

そう言った人には苛立ちを超えて、本当に驚かされる。後ろの行列を見ても、何にも思わないのだろうか。何の悪びれもなく、後ろの人に詫びもなく帰って行くし。そのせいで、次のお客さんは苛立ちながらお金を賽銭の様に投げて渡してくるし。お待たせしたのは申し訳ないと思うが、ここは神社じゃないし、そもそもまだ正月じゃないし。

 

どちらの態度も、人の目を過剰に気にしてしまう私からしたら信じられないのだが、こういった人達のメンタルが時々羨ましくなる。脳の作りとかハートとか、全然自分とは違うんだろうなと。一度、分解して1つ1つ見せて欲しいとさえ思ってしまう。

 

 

そんな無駄な事をいつもの様に考えながら仕事を終えた後は、子供の通院と家事。気付けば日は暮れていたけれど、1年に1度のクリスマスだから、スーパーに出向き、一番安かったチキンを買った。何とか給料日まで生き抜けたご褒美も兼ねて、この日は奮発した。

 

中古の壊れかけたオーディオで、サビの一番いいところで一時停止してしまうクリスマスソングを聴きながら、子供の背よりも小さなクリスマスツリーに光を灯して、1年に1度食べれるか食べれないかというご馳走を頬張る子供たちを眺めながら、今年もこぢんまりと過ごした。

 

すっかり、生きて行くだけで大変な時代になってしまった。だからこそ、今年も変わらず、仕事が出来て、ほんの細やかでも贅沢ができるということは、有り難いほどの大きな幸せだということを忘れずに過ごして行こうと思う。

 

 

メリークリスマス

 

 

 

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