親子セットの行事が恐怖過ぎる6年目
年内最後の保育参観に行ってきた。
今年はコロナの蔓延で、人が集まる行事はほとんど無くなったので、通常は年に数回ある保育参観もこの一回きり。
こういった強制親子セットの行事が無くなったのは非常に有難いのだが、今の今までクラスの誰とも関わらないでいたせいで、元々カスほどしか無かった人に対する免疫が、更に無くなってしまった。
まず、久しぶりに会った知り合いに挨拶をしたら、怪訝そうに「…?おはようございます…」と返されてしまった。やはり「あっ、おはようございます」の「あっ」が余計だったか。初めからシャキッとした声が出せないので、喋り始めの第一声はどうしても「あっ」頼りになってしまうのだが。
そんな私、もちろん参観中もぼっちである。上の子供も入れたら6年目のベテラン幼稚園ママであるにも関わらず。ただ、今年はコロナ禍なので、どの保護者も全体的に会話を控え目にされていたり、遠慮がちに1人で立っている方が多いように思えた。それもそのはず、今年はクラス内の保護者の交流はほぼゼロ。コミュ障でなくても、ガンガン喋れる人の方が稀だろう。
なので幸い、今年は1人でいても特に浮く事はなかったが、服装ではやはり浮いていたかもしれない。お受験する子が多い、なかなか意識が高い幼稚園なので、保護者は参観のたびに綺麗に着飾ってくるのだ。一応、それに合わせて恥ずかしくないようにモノトーンでは揃えたのだが、それでも全身しま◯らなので、やはり、どことなく安っぽく見えていただろう。
その証拠に、買ったばかりなのにコートの袖に毛玉がついていたのでハサミで切った。手袋もすぐに穴が空たので、早起きして手縫いした。ついでに子供の破れたポロシャツも。そんなこんなしていたら遅刻しかけた。
子供の日頃の園での様子を見ているうちに、場も少しばかり温まってきて、去年も同じクラスだった人とは少しだけ話した。子供同士で写真も撮ってもらったので、有り難かった。
久しぶりに家族以外の人とまともに話して疲れてしまったので、頑張った自分へのご褒美と称して、帰宅の道でコンビニスイーツを買うことにした。
主人には内緒のプチ贅沢。商品棚に並べられたスイーツ達に心が躍りまくった結果、期間限定ティラミスと子供のプリンを購入することに決めた。
セルフレジが新設されていたので、子供にやってみたいとせがまれ、2人でバーコードを読み取って会計をしてみた。しかし、よく見るとお金の投入口がない…それもそのはず、このセルフレジはキャッシュレス専用だった。現金で払おうと思ったが、仕方がないのでクレカで払うことにした。
しかし、会計が終わってから気が付いた。
この無駄遣いの明細が、主人のスマホに届いてしまうことに…