底辺でも誇り高く生きる日記

貧乏・コミュ障・卑屈の三重苦主婦です

非常識な親だと思われたかも

 

 

 

上の子供が校庭で派手に転んで、体操服を汚して来た。どうやら泥の中に滑って入ってしまったらしく、白いシャツに茶色の大きなシミが付着してしまった。

 

 

「ごめん…体操服、また買わなきゃだよね」

 

 

茶色のシャツと化した体操服を片手に呆然とする私に、子供が申し訳なさそうに謝る。

普段からお金がないお金がないと騒いでいるせいで、こんな時まで子供が気を遣うようになってしまったことを申し訳なく思うし、何よりも親として非常に情けない。

 

「いや、そんなこと気にしないでいいよ。汚れが落ちなかったら新しいの買おう。」

 

シュンとする子供に向かい、気丈に振る舞ってみせる。本当のところ、今月は(も)カツカツで、大袈裟ではなく、体操服1つ買うのにも清水の舞台から飛び降りる覚悟なのだが、これ以上子供に気を遣わせてしまうのは、親としてのプライドが許せない。

 

 

 

…とはいえ、やっぱりのところはクズ親なので、出来ることなら清水の舞台から飛び降りることは避けたい。なので、この茶色シャツを自力で白に戻すべく、ハイターに漬け込んだ後、もみ洗いをして、もう一度洗濯機に入れた。

 

すると、頑固な目立っていた汚れが何とか落ちてくれた。ぱっと見は元通りの白いシャツ、だけど、よくよく見ると、薄いクリーム色のシミがぼんやりと滲んでいるが、これぐらいなら、まぁ許容範囲だろう。

 

こうして、清水の舞台から飛び降りることは避けられたのだが、どうやらシャツだけではなく、靴下もダメにしてしまい、保健室から新しい靴下を借りてきたらしい。でもまぁ、新しい靴下なら普通に洗って返せば問題ないだろう。そんなに汚れていないし。

 

靴下は後日洗って返却します、と書き込んだ連絡帳を子供に持たせて、先生に見せるように念押しした。翌日、子供は何とか元通り(?)になった体操服をご機嫌で持ちながら、学校へ向かって行った…

 

 

…が、その後、保健室からの手紙をしっかり読み直して、気づいてしまった。

 

 

【お貸しした靴下と下着は新しい同じサイズのものをお返しください】

 

 

 

え…うそ。

 

やってしまった。

 

 

そうとは知らず、思いっきり、洗って返却しますと、こっちの独断で偉そうに連絡帳に書いてしまった。

 

 

私はかなり非常識な自覚があるのだが、やはり、これは間違いなく非常識だっただろう。そうだよな…新品で返すのが常識だよな…いくら洗ってあるからといえ、他の子供が身につけた靴下なんて履きたくないよな…しかも、こんなご時世だし…息子の足臭いし…

 

今から挽回出来るかは分からないが、さっき慌てて新品の靴下を買ってきた。結局出費だが、これはもう仕方がないこと。子供が帰ってきたら、連絡帳も書き直そうと思う。

 

どうか、非常識な親だと思われていませんように…(もう遅いか)

 

 

 

★先日の記事に、多くの方がスターをつけて下さったようで、驚くと同時に感謝しております。読者登録、ブックマークもありがとうございます。一件一件、ゆっくりではありますが、皆様のブログも隙間時間に拝見しております。

 

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