底辺でも誇り高く生きる日記

貧乏・コミュ障・卑屈の三重苦主婦です

貧乏でも子供を塾に通わせたい〜その1〜

 

 

 

上の息子がそろそろ小学校高学年になるのだが、周りはもっぱら塾の話題で持ちきりである。

 

同じ学年の子供がいるママ友からは「息子くん塾どうする?」と深刻な顔で聞かれ、そして、先輩ママ友からは「息子、塾決まったの?早く決めないと新学期始まるよ!」と発破をかけられている。

 

そもそも、こんな底辺家庭の人間にこんな話題を振る事自体がお門違いだと思うが、ちょうど私自身もここ最近、子供に勉強を教えるのがしんどく感じ始めてきたところだった。なので、収入的に無謀ながらも、子供の塾通いを検討していたところだった。

 

とはいえ、子供に中学受験をさせる予定はなく(頭脳的にも金銭的にも無理)、あくまでも学習習慣を身に付けさせるため、そして、Fラン卒の私よりもプロの方に教えて頂いた方が良いのではないかという事で検討しているだけである。

 

色々調べてみるも、当たり前だがどこの塾もやはり高い。集団個別で料金の差はあれど、大手塾はやはり手が届かない値段設定だ。うーん、どうするか、無理して集団で週1回だけ、なら何とかなるか…いや、でもなぁ…と悩んでいたある日、とあるチラシがポストに投函されていた。

 

見てみると、名前も聞いたことのない塾のチラシだった。どうやら個人経営の小さな塾らしい。料金設定を見ると、大手塾に比べてかなりリーズナブル。しかし、学年によっては募集枠がもう残りわずかであるらしい。

 

なるほど…大手じゃなくても、町の塾という手があったか。しかも、価格設定も良心的だし、家から近いし…ここなら行けるかも!?と思い、勇気を出して問い合わせをしてみた。すると、ラッキーなことに、子供の学年はまだ空きの枠があり、面談をしてもらえることになった。

 

 

「え!僕、塾に行けるの?!うそ、本当に?学校が無料で教えてくれるだけで有り難いのに、さらに塾も!?」

 

塾見学に行くことが決まり、子供は夢みたいと言わんばかりに目をキラキラさせた。こんな台詞を普通に言わせてしまう家庭環境に改めて申し訳なさと情けなさを感じながらも、塾の見学に行けるだけで喜ぶ子供を見ながら、こちらまで何だか嬉しくなった。

 

そして、先日早速見学に行ってきたのだが、もう、何というか、私にとってはドンピシャの塾だった。長くなるので、次記事に続きます。